朗読劇「タチヨミ」とは声優・松野太紀が主催し、自ら演出・出演も行う舞台。
2013年の第0巻からスタートし、これまでに全6回(第0巻~第六巻)までを実施。
松野太紀がステージ構成、脚本、キャストに至るまで全てをプロデュース。
観客に声で伝えることだけに集中し、観客にも余計なことを考えさせないように、舞台上は余計なものが無く、あるのは黒い舞台と数本のマイクスタンドのみ。
キャストの衣装もすべて黒という徹底ぶりで、観客は声優たちの語りだけを聞き、物語に没入するようになっています。
舞台の内容はオムニバス形式。経験豊富な作家陣が描く渾身の物語5~6本で構成されています。
ジャンルもコメディやサスペンス、ファミリーものからミュージカルまで多岐にわたっているところも「タチヨミ」の良さ。
演目は同じでも毎日どの声優がどの役を演じるのか分からないところも魅力の1つである。
朗読劇ブームとなっている昨今、「タチヨミ」は声優の朗読劇の先駆けとも言える舞台であり、他にはないオムニバス形式で観客を魅了し続けています。
「声優の素晴らしさを観客の皆様にお届けする」をコンセプトに、何もない舞台から声優が観客が向き合い、声優の声と演技力だけでどこまで物語を伝えることが出来るのか。
声優の力量が試されるこの舞台は声優自身にも大きなプレッシャーが掛かる。
声優と観客の心が通じ合い1つの物語が分かりあえた時の爽快感はその場所にいたものにしか味わえないカタルシスがある。
これからも「タチヨミ」は唯一無二の舞台をお届けします。
【プロフィール】
小学校3年生の時に劇団ひまわりに入団。『星の王子さまプチプランス』で主役の王子さまを演じ声優デビュー。
その後15歳で『超人ロック』の3代目ロック役でラジオドラマで活躍。
高校2年生ではアイドル声優の先駆けとしてポニーキャニオンから1stアルバム『ハートボックス』をリリース。そのアルバムからのシングルカット曲はアニメ『銀河パトロールPJ』のOP、EDとなる。
同時期にニッポン放送にて、これもまたアニラジの先駆け『だんぜんアニメNo.1』でパーソナリティに挑戦。
更にドラマでも大林宣彦監督“転校生”のテレビ版として月曜ドラマランドにて主演を果たす。
そして1997年に代表作『金田一少年の事件簿』で金田一一(はじめ)役を、更に長きに渡り演じる事となる『スポンジボブ』のボブ役に巡り会う。
2004年からは山田洋次監督作品の映画や舞台にも出演。
今年12月27日に公開になる最新作『男はつらいよ お帰り寅さん』にも出演する。
また、所属する青二プロダクションの養成機関である『青二塾』や自らがプロデュースする『朗読劇タチヨミ』の延長としてスキルアップの為の勉強会『タチヨミ倶楽部』を主宰、大阪芸術大学の客員教授としても後進の育成にあたっている。
【コメント】
2013年7月。小さな小さな劇場で沢山の方々の大きな大きなお力添えで朗読劇タチヨミ0巻は産声をあげました。
そもそもこの朗読劇タチヨミをプロデュースしようかと思ったのは、私自身声優というお仕事をさせていただきながらこう思ったからなのです。
声優というお仕事は日本の独特な文化なのだと…。
少し大袈裟かもしれませんが、声優はある種歌舞伎や能などの伝統芸に匹敵する程の独特で特殊な演技技法だと思っております。
マイク1本の前でどんな空間にもどんな世界にもはたまた宇宙にだって連れて行ってくれるのです。
しかも、性別をも超えたどんな人にも動物にも雑貨にも宇宙人にでもなんにでもなれるんです。
なれないモノなんて何ひとつないんです。
こんな素晴らしい伝統芸を皆さまの前にお観せすることが出来ないなんて信じられない。一人でも多くの方にこの素晴らしい声優というお仕事を、素晴らしいプロの、真の声優の方々のもの凄い技法技術を観て知っていただきたいと思いました。
また、昨今のブームも踏まえ声優を目指す全ての方々にプロの声優とは、真の声優とは…を観て知って触れて考えていただきたかった事もほんのちょっぴり正直あります。
偉そうでごめんなさい。
小さな小さな劇場で大きな大きなお力添えで始まったこの朗読劇タチヨミ。
これからも素晴らしい声の魔術師である役者さんとステキな作品と共に
皆さまに一味も二味も違う“新(真)”の朗読劇をお届け出来ますよう精進して参ります。
芸能生活約40年のキャリアで培った松野流メソッドを用いて、声優を目指す方たちへのスキルアップ勉強会。
そしてタチヨミ倶楽部最終目標は、朗読劇タチヨミ「タチヨミ倶楽部公演」への出演を目指す新しいタイプの養成システムです。
参加者募集中
タイキマニアタチヨミ倶楽部
電話:070-4294-9864(受付:13時~20時)
メール:taikeymaniatachiyomi@docomo.ne.jp